12/27(金)第61期王位戦予選7組決勝

先手藤井七段 後手斎藤七段
121手迄で藤井七段の勝利。

藤井七段おめでとうございます。
斎藤七段お疲れ様でした。

 対局開始前、盤上に並べられる駒音からはこの対局に対する藤井七段の気合が伝わってくるように感じられました。
壁を乗り越えられたこと、本当に良かったなと思います。
 そして王位リーグ入りおめでとうございます。
王将リーグの時のようなワクワク感が再び!と思うと本当に嬉しい一勝でした。

 年の瀬に。
 この一年もまた藤井七段は着実に歩みを進め一年でしたね。
 藤井七段の歩む姿を見ているとピラミッドが頭に思い浮かびます。
ピラミッドの建造は大きな石を途方もなく広い面積に敷き詰め、高く積み上げていく作業です。
下段は敷き詰める面積が広く、上段にいくにつれ敷き詰める面積は小さくなるものの、積み上げていく分その労力は増していきます。
また内部には外からは伺い知れない秘密の部屋が造られもします。
 藤井七段が汗流し大きな石を積み上げていく過程にはきっといくつもの驚きと喜怒哀楽の物語が生まれ、私達ファンは一喜一憂しながら藤井聡太とその対局する棋士達が紡ぎ出す物語を楽しませてもらうことでしょう。
 藤井七段の造っているピラミッドはきっとこれまで誰も見たことがないような巨大なピラミッドです。将来、将棋史に燦然と輝く金字塔を建造していく姿を見守れる幸せをありがたく思うばかりです。

 さて次局は1/16の順位戦ですね。
年明け一局目は大事な順位戦、気を引き締めつつも楽しみながら応援したいと思います。

余談
 これまで対局毎にブログを更新してきましたがいろいろと忙しくなることから、来年からは月に一度の更新になるかと思います。
勿論、藤井七段の対局は毎局かかすことなく応援することは変わりません!