6/28(金)第32期竜王戦挑戦者決定トーナメント

先手近藤六段 後手藤井七段
96手迄で藤井七段の勝利。
藤井七段おめでとうございます。
近藤六段お疲れ様でした。

戦型は角換わりでした。
角換わりは研究が進み、プロの間では先手有利が疑問視されつつある戦型だと目にしたことがあります。

そうした中、ただでさえ角換わりを得意とする藤井七段に近藤六段が先手角換わりで臨んだのは、余程の研究手があったのではないかと思われます。
また、もしかしたら"今度は先手でも勝ちたい"という思いがあったのかなとも想像されます(前期の順位戦では対藤井七段戦、近藤五段(当時)は角換わり後手での勝利でした)。

そしてこの重要な一局でそれを受けてたった藤井七段の腹の座り具合は、やはり並大抵ではないと思われました。

対局は、近藤六段の研究を見事に脱出したあとは藤井七段の圧勝のようでした。
私には棋譜の内容はわかりませんが、終局時間にもそれは表れているように思われます。

藤井七段、2回戦突破3回戦進出おめでとうございます。この一局、香車の駒のようにグングンと進み進化する藤井七段の姿が眩しく感じられた一局でした。

さてさて2日(火)は順位戦ですね。
初手合の未知なる対局はどんな戦いとなるのでしょうか。
楽しみに応援したいと思います。

(余談)
この日はネクタイ、ハンカチ、そしてポーチまで色が揃っていました。
ツイッター情報によると、ネクタイだけでなくハンカチもドット柄だったようですね。何気ないちょっとしたお洒落が素敵ですね。