7/5(金)第32期竜王戦挑戦者決定トーナメント

先手久保九段　後手藤井七段
184手迄で藤井七段の勝利。
藤井七段おめでとうございます。
久保九段お疲れ様でした。

対局者だけでなく、観戦者をも熱くさせる戦いでしたね。
見守る竜王も終盤は上手に行ったり下手に行ったり、一瞬固まったり…。大忙しの対局だったのではないでしょうか。

ツイッターに上がっていた評価値グラフを拝見したところ、序中盤はほとんどの局面で藤井七段が盤面を征していたのですね。A級の久保九段相手に恐るべし16歳です…！

対局後のインタビューでは「豊島名人との対局を楽しみにしている」と仰っていました。
この言葉に藤井七段の気力と棋力の充実ぶりが伺えるように思われます。
久保九段という壁、そして挑戦者決定トーナメント2戦目の壁を見事に突破しました。
3戦目豊島名人との対局が本当に楽しみです。

感想戦では笑顔も見られました。　
感想戦でのあんな良い笑顔を見たのはいつ以来でしょうか。
この対局に勝つことの出来た嬉しさが感じられるようでした。

次回対局は7/18(大阪王将杯王将戦)そして7/23(竜王戦)ですね。
それまでの間、いい時間が過ごせますようにと願うばかりです。

余談
そういえば、前回の両者の対局の評価値もジェットコースターのような形をしていように記憶しています。
もしかしたら思考が水と油のように違っていて、お互い相手の手を読もうとするうちに混乱してしまったりするのかな、と想像したりします。
これからもしばらくは両者の対局は、終盤ジェットコースター対局が続くのかもしれませんね。
心して観戦せねば…！