5/9(木)第69期大阪王将杯王将戦一次予選

先手北浜八段 後手藤井七段
96手迄で藤井七段の勝利。
藤井七段おめでとうございます。
北浜八段お疲れ様でした。

令和に入って初の対局に描かれた棋譜は驚くようなものでした。

松本博文さんの記事を読んでそれを知ることが出来ました。
『神童・藤井聡太、連続王手の千日手で逃れ勝つ』
https://news.yahoo.co.jp/byline/matsumotohirofumi/20190509-00125416/

前日の名人戦で現れた4手一組の連続王手の千日手。そしてその翌日の対局(本局)で現れた8手一組の連続王手の千日手
文章を読むだけでゾクゾクしたものを感じました。
同時進行で手を理解出来た方々の気持ちはどういったものだったでしょうか。
対局後のインタビューで記者の方が前日の名人戦について尋ねていたのは、そういうことだったのかと腑にも落ちました。
今回の対局はこの一文に集約されるでしょうか。

(先程の記事より引用)
要するに藤井は「連続王手の千日手」で逃れるという超絶技巧を骨子とする構想を前から読み進め、実現させ、鮮やかに勝ちきった。

元号の幕開けの対局を飾るにふさわしい華麗な棋譜を残した快心の将棋でした。

さて明日は棋王戦ですね。
いつも通りに良い将棋となりますように。

余談
今回の対局然り、昨年12月の将棋プレミア厶フェスin名古屋での佐藤名人との対局然り、今年1月の朝日杯での稲葉八段との対局然り、棋譜の向こうにひとりの棋士の姿が見えます。
藤井七段が新人王を得て対局を望んだ棋士
二人の対局が今から待ち遠しくそして楽しみに思われます。