11/14(木)第69期大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグ戦

先手藤井七段 後手久保九段
157手迄で藤井七段の勝利

藤井七段おめでとうございます。
久保九段お疲れ様でした。

 本譜は完勝譜といっていい内容だったのではないでしょうか。
本局だけではなくここ最近の対局は、見事な内容の対局ばかりのようです。

 対局後のインタビューで藤井七段は「トッププロと対戦を重ねることができて、自分自身、新しい発見みたいなものがあったかなと思います」とおっしゃっていたそうです。

 "発見"とはどんなものなのでしょうか。
感嘆の声が漏れる一手や指し回しへのファンの方々等のコメントを思い出しながら評価値のきれいな折れ線グラフを拝見していて頭に思い浮かんできたのは、"無理がないスムーズな自然な"という言葉でした。
 なんでしょうか、ふと息継ぎのコツが掴めた時の
泳ぎの感覚を思い出しました。心地よく永遠に泳いでいられるような感覚です。

 藤井七段の発見したものがどのようなものかはわかりませんが、読みや判断、思考を心地良くさせる的な何かなのかなと、"大局観"に繋がっていく何かなのかなと想像したりした次第です。

 さて、明日は王将リーグ戦広瀬竜王との対局ですね。対局は東京の将棋会館で行われるということなので、窓のあるお部屋で外を眺めながら対局出来ますね。
 周りは幾分賑やかかと思われますが、藤井七段はいつもと同じように目の前の一局に相対されることでしょう。
良い将棋となりますようにと願いながら明日も応援したいと思います!