8/11(日)第40回日本シリーズJTプロ公式戦 福岡大会

先手藤井七段 後手三浦九段
180手迄で藤井七段の投了。
藤井七段お疲れ様でした。
三浦九段おめでとうございます。

 JT杯の羽織袴デビューはまたしてもほろ苦でした。

 大きな会場を盛り上げていた解説の山崎八段の声が静かになり、藤井七段がコップの水を一口二口と口に含んだ時、ようやく私にも勝負の決着が付いたことが分かリました。

 持ち時間10分の対局、180手2時間弱の大熱選でした。
放送終了後、ツイッターに上げられていた評価値グラフを見て驚きました。
ほとんどの時間において、三浦九段に針が大きく触れていたからです。
こんなにも苦しい戦いをしていたのかと。
 劣勢の時間が長く続く苦しい戦いだったにも関わらず、諦めることなく粘り強く指し続けていた藤井七段。改めてその精神力の凄さに感動を覚えた対局でした。そしてよく頑張りましたねと、声を掛けたくなる対局でもありました。
 きっと対局を見守っていた子供達にも言葉で伝えられる以上のものが伝わったと思います。

 JT杯といえば、対局だけでなく棋士の方の和服姿を見る楽しみがあります。
藤井七段の羽織袴姿も素敵でしたね。
紺色のシボが入った市松模様の生地の着物は、いかにも棋士らしい一着で、とてもよく似合っていらっしゃいました。

さてさて明日は棋聖戦ですね。
夏バテなんのその、良い将棋が指せますようにと応援しています。