10/18(金)第69期大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグ戦
先手糸谷八段 後手藤井七段
108手迄で藤井七段の勝利。
藤井七段おめでとうございます。
糸谷八段お疲れ様でした。
ここしばらく、辛く渋い"負けない将棋"を指していた藤井七段でしたが、本局では久々に見る者をあっと驚かせる長手数の詰み39手詰での勝利でした。
72手目△11飛車を指す時に長考があったので、その時に読み切ったのかなと想像されます。
凄いの一言です。
どんな勝ち方の勝利も嬉しいですが、こういった藤井七段の得意を活かした勝ち方の勝利はまた格別ですね。
さて明日の王将リーグ対局は大御所羽生九段戦です。きっと今期王将リーグ一番の注目の一局です。
藤井七段の持っている力が存分に発揮出来ますよう、良い将棋が出来ますよう願っています。
10/15(火)第78期順位戦C級1組5回戦
先手藤井七段 後手宮本五段
101手迄で藤井七段の勝利
藤井七段おめでとうございます。
宮本五段お疲れ様でした。
王の駒の動きが面白い将棋だったのですね。
99🐻→89→78→77🙈
穴熊からすっぽんぽん!
王(と桂馬)の大胆な動きで、藤井七段が目指している"可視化されにくい堅さ(=寄りづらさ)"というのが、〈穴熊囲い〉の"玉の堅さが可視化された囲い"との対比で観る将の私にも可視化された対局でした。(当然ながら肝心の寄りづらさの内容はわかっていません…)。
さて、明日は王将リーグ戦糸谷八段戦ですね。
個性的な糸谷八段との対局、どのような戦いとなるのでしょうか。楽しみですね。
藤井七段の持っている力が充分に発揮出来ますように、と願いながら応援したいと思います。
" "内は下記書籍の藤井七段へのインタビュー記事より引用させて頂きました。
『平成31年・令和元年版 将棋年鑑 2019』
https://book.mynavi.jp/shogi/products/detail/id=104682
9/30(月)第69期大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグ戦
先手藤井七段 後手三浦九段
135手迄で藤井七段の勝利。
藤井七段おめでとうございます。
三浦九段お疲れ様でした。
対局は完勝といっていい内容だったようですね。
解説やファンの感想を拝見していると、これでもかという程に藤井七段の受けの手が活躍する将棋だったようです。
この日、藤井七段が手にしていた扇子は"九段 木村一基"と記されたものでした。
先頃、王位のタイトルを獲得された木村王位といえば"千駄ヶ谷の受け師"の異名を持つ棋士です。
もしかしたら今回の対局は藤井七段にとって『受けて勝つ』をテーマとした対局だったのかもしれませんね。
またいろいろな感想を読んでいるうちに、ふと三浦九段との初対局となったJT杯の対局を思い出しました。
あの対局は、藤井七段の攻める手を三浦九段に都度対応され攻めあぐねた対局だったような印象をもっています(所謂"受け潰し"というのでしょうか)。
"受け"で負けたら、"受け"で勝つ。
そんなふうに想像すると、今回の対局の勝ち方はいかにも負けず嫌いの藤井七段らしい勝ち方だったようにも思われてきます。
さて、明日は王将リーグ豊島名人戦ですね。
勢いに乗り藤井七段の持っている力が存分に発揮出来ますようにと願い、楽しみながら応援したいと思います!
9/3(火)第78期順位戦C級1組4回戦
先手高橋九段 後手藤井七段
72手迄で藤井七段の勝利。
順位戦の大切な一勝、そしてファンにとっては対局日照り前の貴重な一局でした。
しかしそんな日々とも今日でおさらばです。
明日は王位戦ですね。
久々に藤井七段の姿、そして対局を拝見できるのが楽しみです!
良い将棋が指せますようにと応援しています。
四段
石川新四段、ご昇段おめでとうございます。
詰将棋解答選手権で藤井七段と談笑する姿を写真などで拝見して以来、密かに昇段を応援していました。
この度の昇段を報ずる記事の写真に映る石川新四段の頬のこけた姿を拝見していると、プロの世界の厳しさとはまた違うであろう三段リーグの世界の厳しさが伝って来るようでした。
前回と同じ状況に追い込まれての勝利昇段は、対局に勝っただけでなく自分自身にも打ち克った、とても価値ある勝利昇段となったのではでないでしょうか。
石川新四段のこれからのご活躍を祈念しております。
9/1(日)第69期大阪王将杯王将戦二次予選決勝
先手藤井七段 後手谷川九段
57手迄で藤井七段の勝利。
藤井七段おめでとうございます。
谷川九段お疲れ様でした。
本局の勝利により、王将リーグ入りが決定しました!
このリーグで戦うことになる6名の棋士の方々は、何れもタイトル保持者、経験者という強者揃いです。
その中で若武者藤井七段がどのような戦いを見せるのか、本当に楽しみですね。
リーグ開幕は9月下旬。王将リーグ戦を楽しみにこの残暑を乗り切りたいと思います!
さてさて、明日は大事な順位戦ですね。
良い将棋が指せますようにと、応援いたします!
余談
朝日新聞さんの動画を拝見。
対局前、襖を開け部屋に入って来る谷川九段と盤の前、下座側に座る藤井七段を真正面から捉えた映像が、野澤亘伸さんの著書『師弟』の表紙の写真の構図によく似ていた。偶然なのかもしれないし、オマージュなのかもしれない。
それは兎も角として、どちらも王将戦で水無瀬の間だったことに気づいた。
藤井七段にとって、杉本八段が棋士としての師匠ならば、谷川九段は中学生棋士としての師匠なのかもしれない。
杉本八段からは棋士としての処世を、谷川九段からは孤高の棋士としての内省を、学ぶ事が出来るのかもしれないなと思った。